いけりりです。なんだかんだいってヒースロー修行はこたえました。実に遅延などもいれると13時間以上乗っていたことになります。すごい乾燥で肌ものどもぼろぼろです。国際線のCAさんとかすごいなあって思いました。さてさて、激しく混んでいた地下鉄を抜けてホテルについて、ごはんでも食べにいこうと思ったのですが、すでに20:00くらい。からだもくたくたで、本来トッテンハムに繰り出そうとした目的は即効で却下しました。で、歩いていると、これがアメリカと全然違うのですよ。もちろん、日付、日時、場所などの誤差を多々含みますが、いけりりのロンドンの初夜はこんな感じでした。一言で言えば東京>>超えられない壁>ロサンゼルス>ロンドンという感じです。

【シーンその1】 ケンジントン近くの路上にて
くたくたに疲れながらも見知らぬところで冒険するのは楽しいものです。「へへへー、かっこつけてパブでものみにいくかー。まあ、メトロで街中にいくぜー」といきごんで歩いていると、途中で路上のヒッピー風の方が座り込んで、ペンス硬貨を拾っていました。あー。つらい。。。と日本人らしく顔を下に向けて通りすぎます。
するとそのとき、ジャガーとでっかいRV車からへそ出しの派手派手メイクのねーちゃん群(WASP:白人アングロサクソンプロテスタントな方々です)と連れのでっかいにいちゃんたちがその道脇から降りてきました。あ、ひょっとしてあのヒッピー風の方に恵んであげるのかー。やっぱり格好はめちゃくちゃ派手なロンドンっ子もさすが紳士の国ですなあとおもっていたら、いきなりそのねーちゃん。カツカツとその人に笑いながらやってきました。(エーーーー)
そして、「Hey-!! XXXXXXXXX(以下伏せ字)」(私でも分かるすっごくいってはいけない言葉)を発しました。そして、マジでキック、ヒールとは言え、キックですよ、本当の!!となりに連れのにいちゃんたちがいるとはいえ、私には信じられません。
そしたら、そのヒッピー風な方はキックされて飛んでいった入れ物に入った硬貨を拾い集めながら、「Yes XXXXXXX」(かなり屈辱的な返事。こちらも伏せ字)とこたえてました。かわいそうすぎる。。。
これ、実話です。サウスケンジントン付近2006-10-27-21:00GMTで経験しました。いきなり鬱にナターヨ。日本っていい国。日本ってすばらしい。

【シーンその2】 まもなくメトロのサウスケンジントン近くの路上にて
ふー。なんだかいきなりつらかったぜーとおもっていたら、ようやくここで初めて東洋系の女性の方と地下鉄の乗り場の近くですれ違いました。ロンドンはインド系の方(しかもみんな小売店の店員とか空港の職員ばっかり。。。うう)はものすごくよくみかけますが、東洋系の人は少なめです。
こんなところでも東洋系(もしかしたら日本?中国?韓国?)の女性に会えると少し安心するものです。で、ちょっとその方のお顔を見たのですが、「キーッツ」っていうものすっごく怖い顔で睨まれた上にオーバーに避けられました。(エーーー)
ひょっとして反日とかですか。あ、日本人って分かるのかなあ。それとも私の顔が疲れてたからかなあ。私が変だからいやがられたのかなあ。どうみてもツーリスト?だから?なにかの風習?アメリカなら気さくなやつはとりあえずは嫌いでも「Hi」とかいってくれるよね。とくにじろじろ見た訳でもないのに、このリアクションはへこんじゃいます。
連続で凹んでしまい、地下鉄に乗って中心部にいくのは止めて、近くのパブにでもいこうと思いました。やっぱり私は日本が好き。(アメリカならOK)、美しい国日本です。

【シーンその3】サウスケンジントンのパブがいっぱいあるところ
はー。と落ち込んでメトロの乗り場あたりの飲み屋でも探そう。きっとパブにはモルトウイスキーとかあるのかもーへへへーと心を入れ換えて飲み屋に近づいていきます。すると、今度は逆にねーちゃんたちがすっごくにこにこしてます。ああ、いいかも。違いました。。。。あのにこにこは誘惑の妖しいにこにこでした。にいちゃんたちもおいでーって感じで笑ってます。おそらくウォータービジネス関係なのでしょうか?(想像)。駅からそんなに離れた場所ではないのですが。あ、顧客違いますから。。。と結局尻込みしてしまいました。なんかロンドンは(アメリカ以上に)人種等による区分が暗黙にはっきりしているのでしょうか?あそこはアジア系の人はきてはいけないエリアだったのかもしれません。。。もし私がお店にいったら嘲笑されて笑いの種にされるのかなあと卑屈モードになります。はー。どうせ物価高いからと結局は近くにみつけたバーガーキングで食べました。セットが4ポンド(約1000円)くらいでロンドンではとても安価な食事です。量も多いし、味もアメリカと同じ。明日からルームサービス(リージェントのは安価)の方にしようかなあ。。。ああ、東京っていいかも。日本すばらしいよ。