<-- 2002/9/3 -->

いけりり★CIWインターネットワーキングプロフェッショナル

いけりりですー。仕事の関係で、CIWインターネットワーキングプロフェッショナルという
資格試験を取得してきました。(96%、80%でPASS)
こちらは米国のCIW(ベンダーフリー。でも運営はプロソフト)
というところが実施しているIT系資格試験で、内容はまるでMSUのようなきっちりとした
問題、テキスト、資格試験が一体となって提供されています。

CIWについては、こちらを>CIW Official Site
試験については、こちらを>CIW

IT系の資格試験の仕事をしたりしているいけりりからみた感想は、
コンテンツはすごくよくできているなあというのが印象です。
手順まで細かく指定された、試験元=テキスト元なテキストは
ほんとにまた丁寧に作られています。そして、実践的な内容です。
知名度については、Comptiaよりもさらに苦しいところですが、
国内では、日立ソフトさま、NECさま、NTTデータさまなどが
実施しており、技術系の方の知識の再整理に向いているのかなぁという
印象でした。

1.試験の印象

まずは試験の印象の方からなのですが、初めての感想は
1)Network+よりもずっと難しめ
2)合格ライン75%は高すぎ
3)前半はものすっごくやさしくて後半は激むず
4)問題はすべて多岐選択4/1
5)VUEのみで受験というのは好感が持てる
6)テキストは初めてみた段階ではすばらしい出来。まるでMSU。

というのはまずは一般論ですね。

そして、インターネットワーキング・プロフェッショナルですが、
いわゆる、典型的なTCP/IP標準技術を聞く試験なのかなぁと
思うと痛い目にあう問題構成です。

結構日本人になじみのない、プロトコルスタックとIPv6、
VPN、SNMPまわりの出題が気になりました。
プロトコル番号などの詳細なところにこだわる出題があります。
オプションも含めて知っていないとつらいかもしれません。

2.内容

問題は大きく分けて60問題のうち

前半30問題:TCP/IP基礎の部分

めちゃめちゃ簡単>Network+受験者なら絶対合格レベル
基本的なアーキテクチャー、レイヤー、プロトコルについての良問

後半30問題:インターネットワーキング応用の部分
激難しい。>ネットマニアか業務の人でないととても苦しい
なんか妙にSNMP、v6、VPNが多い。しかもオプションパラメーター

というところです。研修などで、受験される方!がんばってください。
合格ラインが高めなので、全問正解するつもりで乗り切ってください!!!
ファイトですー!がんばってー!

<-- 2002/9/1 -->

いけりり★トムキャット設定メモ

覚え書きに近いのですが、トムキャットでサーブレットを
実行させる際にきをつけることをいくつか。。。

トムキャットによるサーブレット実行について

アパッチを入れた後のサーブレットコンテキストの送信先は。

バーチャルホストを使わない例
1.???? すべての http://localhost/ を含むリクエストは "rootExample" コンテキストへ送られます。
2.???? すべての http://localhost/subdirExample/ を含むリクエストは "slifkaExample" コンテキストへ送られます。

バーチャルホストを使う例

3.??? すべての http://virtualhost/ を含むリクエストは "vhostExample" コンテキストへ送られます。
4.??? すべての http://virtualhost/vhostSubdir/ を含むリクエストは "vhostSubdir" コンテキストへ送られます。

WEB-INFディレクトリの役割

WEB-INFディレクトリを使うと、いわゆるCGIみたいな感覚で、
サーブレットにアクセスすることができるようになります。
特別なコンテキストである WEB-INF/web.xml ファイルで登録した Servlet にアクセスするためには、
URL "/servlet/登録されたServlet名" を追加するように設定します。

置き場所:それぞれの[WEB-INF]の下にweb.xmlを配置するよ。
URL:http://localhost/subdirExample/servlet/SlifkaWorld
web.xmlの内容
<servlet>
??? <servletーname>SlifkaWorld</servletーname>
??? <servletーclass>foo.bar.baz.SomeClass</servletーclass>
??? <initーparam>
??????? <paramーname>someParameter</paramーname>
??????? <paramーvalue>A value</paramーvalue>
??? </initーparam>
</servlet>
<-- 2002/9/18 -->

いけりり★サブネッティング

ネットワークを学んでいくと必ずつきあたるのがサブネッティングです。
IPv4の世界では必ず相手にしなければならないこの問題を一緒に考えていきましょう!
実はこの問題、CIDR(クラスレスインタードメインルーティング)になった今でも
ネットワークを新規構築したり、企業同士が合併したり、支店が統合されたりすると
おこなわなければならない基本的な知識です!それではれっつごーにょー!

ケーススタディ1(うわー。企業が合併したよ)



あなたは企業のIS(情報システム)です。今度企業が吸収合併して、
新たにネットワークを再構築することになりました。幸い、あなたは吸収する側のISなので
リストラされず、また、ネットワーク構築の主導権を握っています。
あなたは東京本社、大阪支社、名古屋支店、鹿児島支店(何故=いけりりは鹿児島出身)の
4つの拠点のネットワークを作ります。

JPNICからもらったアドレスが182.212.0.0でした。
これを使って、本支店あわせて4のネットワークを新規構築します。

この新規ネットワークの
サブネットマスク
サブネットごとのホストの台数
各サブネットのネットーワークアドレス
各々のサブネットに割り当てるホストのアドレスの範囲

はどうなるでしょうか?


それでは考えていきます。

1.まずはもらったアドレスのクラスを一応チェック
もらったアドレスを2進数に変換します。

182=10.... class B
最初が10ではじまっているのでBです。デフォルトのマスクは255.255.0.0



理由:
(なぜなら、RFC1918でクラスレスの指定があるものの
インターネットやイントラネットには182.212.0.0を
182.212.0.0/16のクラスBのネットワークとしてしか考えられない
クラスフルなルーターやネットワーク機器があるからだよー)

こんな機器は182.212.0.0/24なんていうサブネットワークと
182.212.0.0/16というクラスBネットワークの区別ができないのですぅ。



2.よってデフォルトのネットワークを決定するよ(クラスフルを前提)

network 182.212.0.0

default mask 255.255.0.0


3.次に、本支店を表すために必要な、IPアドレスのうちの
ホスト部(182.212.0.0がネットワーク部で、0.0.255.255=後半16ビットがホスト部)から
左からビットを借りてきます。必要な借りてくるビットを計算しましょう。



サブネットが4つ必要なら、ここで両端のサブネットは1の理由から使えないので、
(こんな機器は182.212.0.0/24なんていうサブネットワークと
182.212.0.0/16というクラスBネットワークの区別ができないのですぅ。)
2を足すことに注意してください。

subnet 4 +2 =6 < 2*2*2 3bit必要
ここで

必要なサブネット数+2<2の何乗になるか

を計算します。これで乗数がそのままサブネットを表すために必要なビット数となります。

今回はホスト部から左から3ビットもらうことになりました。


4.サブネットマスクを計算するよ。

ホスト部から3ビット借りてくるので、

ホスト部(0.0.255.255)の左から3ビット分をサブネットワークを表すために使います。

182.212.(11100000).(00000000)
111がサブネット用に必要な部分です。

よって、サブネットマスクは255.255.11100000.00000000
=255.255.224.0

これで、各支店のISの人にサブネットマスクを設定してもらいましょう!
あなたが管理者なら、吸収合併するISの人に高圧的にメールを送ることができます。
あははー。でも吸収される側なら、いい転職先を探しはじめましょう。


5.さて、残ったホスト部のビットを求めます。

(使用可能なホスト部のビット)=(元々のIPアドレスのホスト部)ー(サブネットを表すために貸したビット)

よって、使用可能なホスト部:16-3=13ビットになります。
これで表すことのできる2進数は
2*2*2*2*2*2*2*2*2*2*2*2*2*2=8192です。
このうち、全部1のブロードキャストと全部0のネットワークアドレスを引きます。

(使用可能なホストの台数)=(使用可能なホスト部のビット)ー(ブロードキャストアドレス)ー(ネットワークアドレス)

8192-2=8190台
となります。



これをメールで各支店のISに教えてあげましょう。
各支店のISの人たちが、各支店の部門のホストの台数を調査して、さらにサブネット化を行います。
この際に、ISのポリシーでがんじがらめにしてしまうと、各支店のISの人が苦労してしまうので、
あまりサブネット化のポリシーは作らずにゆるゆるの方が人間関係はうまくいきます。
その代わり、ネットワークがスパゲティになってしまうので、トレードオフですね。

6.さてさて、いよいよそれぞれのサブネットのアドレスの範囲を求めます。

各サブネットのサブネット番号からIPアドレスの3桁目を並べていきます。
000-使えない
(クラスフルな機器は182.212.0.0/24なんていうサブネットワークと
182.212.0.0/16というクラスBネットワークの区別ができないのですぅ。)

支店の名称|ビット|IPの3ヶため|10進数|ネットワークアドレス|最初と末尾の範囲

東京本社用001-1_|_00100000_|_=_|_032_|_182.212.32.0_|_32.1から_|_63.255が末尾

大阪支社用010-2_|_01000000_|_=_|_064_|_182.212.64.0_|_64.1から_|_95.255が末尾

名古屋支店011-3_|_01100000_|_=_|_096_|_182.212.96.0_|_96.1から_|_127.255が末尾

鹿児島支店100-4_|_10000000_|_=_|_128_|_182.212.128.0_|_128.1から_|_159.255が末尾

未使用支店101-5_|_10100000_|_=_|_160_|_182.212.160.0_|_160.1から_|_191.255が末尾

未使用支店110-6_|_11000000_|_=_|_192_|_182.212.192.0_|_192.1から

111-使えない

のようになります。

よって、各サブネットの利用可能なアドレスは、ブロードキャストアドレスとネットワークアドレスをのぞくと

000-使えない
支店の名称|ビット|IPの3ケタめの10進数|利用可能ホストの最初と末尾

001-1_|_00100000_|_=_|_032_|_182.212.32.0_|_32.1から63.254まで

010-2_|_01000000_|_=_|_064_|_182.212.64.0_|_64.1から95.254まで

011-3_|_01100000_|_=_|_096_|_182.212.96.0_|_96.1から127.254まで

100-4_|_10000000_|_=_|_128_|_182.212.128.0_|_128.1から159.254まで

101-5_|_10100000_|_=_|_160_|_182.212.160.0_|_160.1から191.254まで

110-6_|_11000000_|_=_|_192_|_182.212.192.0_|_192.1から223.254まで

111-使えない

以上でアドレスが確定しました。これでユーザーにネットワーク情報を指示できます。
社内のユーザー向けにドキュメントを作成して、各サブネットごとのネットワークアドレス
サブネットマスク、そしてルーターが確定したらデフォルトゲートウエイを通知しましょう。


おつかれさまでした!

<-- 2002/9/14 -->

辞書の登録と探索★レベルチェックテスト


抽象クラスと線形探索、二分探索を使った標準的な問題です。

いけりり★学校法人菅原学園専門学校デジタルアーツ東京

いけりり★ネットワークサービスにとっての大きなニュースです。
今年の10月からの2002年度の後期日程から、池袋にある
クリエイティブ系の学校法人菅原学園専門学校デジタルアーツ東京
におきまして、いけりりがIT系の講座の一部を臨時講師として教えることになりました!!
デジタルアーツ東京はクリエイティブ系の専門学校として、ゲーム系:
ゲームクリエイティブ学科

デジタルクリエイティブ系:
CGクリエイティブ学科
映像編集学科
ビジュアルデザイン学科

アニメ系
アニメーション学科
声優学科!