<-- 2003/4/27 -->

いけりり★AppleTalk

AppleTalkはMacintoshで使われてきた
ネットワークアーキテクチャーです。
ネットワークをゾーンに分けてルーティングすることができます。
フレームはIEEE802.3形式を使ってカプセル化します。
(EtherTalk,LocalTalkなどが使えます)


フレームのイメージ

ネットワーク層の転送にはDDPを使用します。
アドレスは4バイトで、うち3バイトを
ネットワークに割り当てます。
残りの1バイトはホストに割り当てますが
これはMacintoshが自動的に重複のないように
調整して割り当てるので、利用者は気にしないで
ネットワークを利用できます。

いけりり★NETBIOS


NETBIOSは以前マイクロソフトのOSで使われてきた
LANプロトコルです。アーキテクチャーは平易ですが
ルーティングすることができません。

アドレスにはNETBIOS名を使用します。
これは15文字+1文字の修飾子で構成されており、
最後の一文字で意味を表しています。
名前解決には、ブロードキャストによる通信を使用します。

通常、NETBIOSはセション層までの機能を担当し、
プレゼンテーション層にはSMB(ServerMessageBlock)などを使って
ファイル共有やプリンタの共有を行っています。


フレームのイメージ

これをTCP/IPで代用して互換性を持たせているのが
NBT(NETBIOSoverTCP/IP)になります。

いけりり★IPX/SPX

IPX/SPXはNovell社のNOS、NetWareで使われてきたアーキテクチャーです。
ネットワーク層プロトコルにはIPX(Internet Packet eXchange)を
トランスポート層プロトコルにはSPX(Sequenced Packet eXchange)を使います。
NetWareは当時、軽量なNOSとして人気を集め、ファイル共有やプリンタの共有に使われました。

IPXはルーティングすることが可能で、10バイトのアドレスを使います。
通常、4バイトがネットワーク用、6バイトがホストを指定するために使われます。
このうち、ホストを表す6バイトはそのままホストのMACアドレスを使います。
そのため、セットアップが簡単に行えました。

カプセル化は選択できますが、IEEE802.3+IEEE802.2LLCまたは+SNAPなどを使います。


フレームのイメージ

サンプルパケットのダウンロードはこちらです。(C)いけりり

<-- 2003/4/19 -->

いけりり★Cマガジン掲載

いけりりです。ソフトバンクパブリッシング「C MAGAZINE」2003年5月号に
いけりり★ネットワークサービス竹下恵の記事が掲載されます。



<最新開発環境レポート>として、Strutsビルダーを搭載した
ビジュアルなWebアプリケーション開発環境として、IBMの
「IBM WebSphere Studio Application Developer Ver5.0」のレビューを
しています。8ページの記事ですが、JavaやJ2EE、Web-DBシステムに
関係されていらっしゃる方は、もしよかったら書店で見てみてください。

StrutsはIBMが開発して、コミュニティに無償で提供している
コンポーネントでMVCモデルによるしっかりとしたJ2EEアプリを
作ることができます。IBMのStrutsに対する投資が実った形に
なっているかと思います。