05/11: いけりり@サーバ移転&IPアドレス変更のお知らせ
!いけりり★ネットワークサービスのサーバが移転しました!また、ISP側の事情で、グローバルIPアドレスが変更になりました。移転の間、利用できない時間があったことをお詫びします。現在、正常にサーバを利用することが可能です。引き続きいけりり★ネットワークサービスをどうかよろしくお願いします。 竹下恵@いけりり★ネットワークサービス
05/11: サーバーおよびIPアドレス変更のお知らせ
03/21: サーバーダウンのおわび&そろそろリプレイスだよね
こんにちは。いけりりです。ちょっと仕事が忙しくて気がつかなかったのですが、今日2009年3月21日早朝から夕方にかけてサーバがダウンしていたみたいです。ついにがんばってきたCobaltRaQ4(たぶん2002年の8月21日に稼働開始(6年間の当時のエントリはこちらを→ http://www.ikeriri.ne.jp/blog/kako.php?itemid=156 )のサーバもなんとまもなく6年目、5年と6ヶ月でついにAMD K6 450MHzの熱暴走が本格化してきました。最初は流行のDNS Ampかなあと心配したのですが、ファンレス運用のための熱暴走でした。現在CPU内部温度59度。軽くやばいです。K6は熱に強いという当時の噂通りの耐久度でなんとかがんばってます。あとRAID1(LinuxのソフトRaid)もがんばってくれているのですが、6年目の今年の8月を目処にリプレイスを検討してます。今の流行ならWindowsServer2008とHyper-VにSUSE-Linuxつっこんで先進ユーザっぽいことをやってみたいのですが、どうかなあ。
リックテレコム刊行の「情報セキュリティスペシャリスト コンパクトブック―いつでもどこでも学習できる (情報処理技術者試験) (単行本)」について、ここを見て下さったこの本を持つ皆さんに、補足説明をさせていただきます。
本書89ページのバッファオーバーフローについて、以下のように補足説明します。
C/C++言語の変数や配列は宣言されてから削除されるまでの寿命があります。この期間のことを記憶域期間といいます。記憶域期間には、「自動記憶域期間」、「動的記憶域期間」、「静的記憶域期間」の3種類があります。なお、一般には、自動記憶域期間を「スタック」、動的記憶域期間を「ヒープ」で実装しますが、これはCPUやコンパイラなどの環境により異なる点に注意してください。したがって、本書ではあえて「スタック」や「ヒープ」という言葉を使っていません。
また、情報処理技術者試験では、スタックエリアやヒープエリア、静的記憶域期間に関する問題は過去出題されていません。
※(再補足2009年3月26日)午前問題には基本データ構造としてのスタック、ヒープの出題はあります。また、平成19年度春テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)において、スタックにセットするカナリア値がテーマになりました。(
補足
自動記憶域期間は、プログラムの関数内で宣言を行った場合に用いられる期間です。このとき、変数や配列は{}のブロック内でのみ有効になります。また、}を抜けるとメモリから自動的に解放されます。
静的記憶域期間はstaticを付けたり、プログラムの関数外で宣言を行った場合に用いられる期間です。このとき、変数や配列はプログラムの実行開始時にメモリが確保され、実行中は確保され続け、プログラム終了時に解放されます。
動的記憶域期間はnew演算子を用いて宣言された場合に用いられる期間です。このとき、変数や配列は宣言時に領域が確保され、delete演算子を用いてプログラマが明示的に開放する必要があります。
サンプルプログラム
//自動記憶域期間、動的記憶域期間、静的記憶域期間を確認するプログラム using namespace std; int main(int argc, char argv[]) cout << "配列のテスト\n"; C:\Documents and Settings\Administrator\cbproject\Sample20090128\windows\Debug_Build\Sample20090128.exe
#pragma argsused
{
cout << "変数のテスト\n";
int a; //int型変数(自動記憶域期間)
int *pa; //int型変数のポインタ(自動記憶域期間)
pa = new int(5); //paが動的記憶域期間のint(5)を指し示します。
static int b=10; //int型変数(静的記憶域期間)
cout << "int aのアドレス" << &a << "\n";
cout << "int *paのアドレス" << &pa << "\n";
cout << "int *paの指し示すアドレス" << pa << "\n";
cout << "int *paの中身" << *pa << "\n";
cout << "static int bのアドレス" << &b << "\n";
a=1; *pa=10; //変数の操作
delete pa; //動的記憶域期間に確保したオブジェクトの破棄
int aiA[10]; //int型配列(自動記憶域期間)
int *paiA; //int型配列を指すポインタ(自動記憶域期間)
paiA = new int[10]; //paiAがint型配列の先頭を指す(動的記憶域期間)
paiA[0] = int(3);//配列要素の操作
static int aiB[]={0,1,2}; //int型配列(静的記憶域期間)同時に宣言します
cout << "int aiA[10]の先頭アドレス" << &aiA << "\n";
cout << "int *paiAのアドレス" << &paiA << "\n";
cout << "int *paiAの指し示すアドレス" << paiA << "\n";
cout << "int *paの中身" << paiA[0] << "\n";
cout << "int aiB[]の先頭アドレス" << &aiB << "\n";
delete[] paiA; //自動記憶域期間に確保したint配列の削除
return 0;
}
ビルドと実行結果
著者の環境(WindowsXP/BorlandC++コンパイラだとこんな感じで実行されます)
bcc32 -D_DEBUG -g100 -j25 -Od -r- -k -y -v -vi- -tWC -c -IC:\CBuilderX\include -o"C:\Documents and Settings\Administrator\cbproject\Sample20090128\windows\Debug_Build\sample20090128.obj" sample20090128.cpp
Borland C++ 5.6.4 for Win32 Copyright (c) 1993, 2002 Borland
sample20090128.cpp:
ilink32 -D -ap -Tpe -x -Gn -v -LC:\CBuilderX\lib c0x32.obj windows\Debug_Build\sample20090128.obj,"C:\Documents and Settings\Administrator\cbproject\Sample20090128\windows\Debug_Build\Sample20090128.exe",,cw32.lib import32.lib,,
Turbo Incremental Link 5.65 Copyright (c) 1997-2002 Borland
変数のテスト
int aのアドレス1245064
int *paのアドレス1245060
int *paの指し示すアドレス8601944
int *paの中身5
static int bのアドレス4419748
配列のテスト
int aiA[10]の先頭アドレス1245012
int *paiAのアドレス1245052
int *paiAの指し示すアドレス8601944
int *paの中身3
int aiB[]の先頭アドレス4419752
『パケットキャプチャ入門』に続くパケット解析書 第2弾!!パケットキャプチャ実践技術 Wiresharkによるパケット解析応用編が発行されます!→書籍案内はこちら
本書は、『パケットキャプチャ入門-LANアナライザWireshark活用術-』の続編にあたります。そのため本書では、前書よりも比較的多くのプロトコルや複雑なシーケンス、Wiresharkの応用操作について紹介しています。
具体的には、ネットワーク遅延、TCPデータフロー、HTTP、VoIP、SSL、ウイルス等について詳しく解説するとともに、実践的なパケットキャプチャ手法やデータの再現方法、トレンド分析・統計のノウハウを紹介しています。
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竹下 恵 著 |
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B5判 |
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432ページ |
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定価:3,570円(税込)(本体:3,400円+税) |
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ISBN:978-4-89797-796-6 |
01/01: 謹賀新年 2009
あけましておめでとうございます。いけりり★ネットワークサービス竹下恵です。昨年は一年間どうもありがとうございました。今年は昨年以上にいけりりならではの製品やサービスを提供していければと思います。教育、コンサルテーション、執筆はもちろんのことパケットキャプチャ、セキュリティを中心とした製品やサービスにも取り組んでいきたいと思います。本年もいけりり★ネットワークサービスをよろしくお願いします。2009年1月1日 竹下恵
Wiresharkセミナーにご参加された皆様、どうもありがとうございました。最終日25日のWiresharkによるパケットキャプチャとトレンド分析応用(コード:Wireshark-2) http://www.ikeriri.ne.jp/store/wireshark2-20081225.html の方、無事終了しました。ご参加された方、どうもありがとうございました。そして、メリークリスマス!
2008年はいけりり★ネットワークサービスについてよい1年でした。今年は株式会社セガ様とのおつきあいのスタート、ドイツMVTech社の訪問、リックテレコム様より2冊の書籍の出版、初のWiresharkのカンファレンス Sharkfest'08への参加 、そして初のいけりり単独のオープンセミナーの開催と大きな1年でした。今年後半からの経済の混乱や不景気など、来年は不安な要素でいっぱいですが、これまで以上に誠意と努力をもって、いけりり★ネットワークサービスは2009年もがんばります!どうかこれからもいけりりをよろしくお願いします!竹下恵
Wiresharkセミナーにご参加された方、本当にどうもありがとうございました。今回は初回のセミナーということもあり、稚拙なところも多かったのですが、とてもよかったと思います。取り急ぎスナップを。後ほど報告いたします。
12/22: ついにパケットキャプチャセミナー開催します!初回特典とか
いけりり@神田です。ついに明日いけりり★ネットワークサービスのオープンセミナーが開催されます!明日のLANアナライザWiresharkによるパケットキャプチャとトレンド分析入門(コード:Wireshark-1) → https://www.ikeriri.ne.jp/store/wireshark1-20081223.html http://www.ikeriri.ne.jp/store/wireshark1-20081224.html のと、Wiresharkによるパケットキャプチャとトレンド分析応用(コード:Wireshark-2) →http://www.ikeriri.ne.jp/store/wireshark2-20081225.html の準備をいろいろとしています。mだ慣れてないこともあって、受講票を作るのが間に合わなかったり、処理が大変だったりと稚拙ながら、なんとかがんばってます。今回は初回特典として、いつものマグネットやストラップに加えて、ペンとかUSBメモリ2GBなども用意しました。本当はロゴ入りにしたかったのですが、すみません。。。エコバックは明日開場に到着予定。間に合うかなあ。。。テキストとかCD?ROMとかも準備終了しました。明日は開場にいって、受付の準備とかをしていかなくては。。。明日のセミナーに参加される方、お会いするのを楽しみに待っております!!クリスマスイブイブな秋葉原をパケットで埋めつくそーおーおー。
いけりり★ネットワークサービス竹下恵です。いよいよ来春から経済産業省の情報処理技術者試験が新しくなります。ITSSレベル4の情報セキュリティスペシャリスト試験対策として、リックテレコムより「情報セキュリティスペシャリスト コンパクトブック」が出版されます。今回は試験改訂で、情報セキュリティスペシャリスト試験は、従来のテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)と情報セキュリティアドミニストレーター試験が統合され、さらに年二回の試験になります。日本における情報セキュリティのプロを認める本資格の対策として、IPAから発表されている内容やカリキュラムを徹底研究して、午前II対策だけではなく、午後I/IIの基礎も学習できる内容になりました。ぜひご利用いただければ幸いです。
情報セキュリティスペシャリスト コンパクトブック
竹下 恵 編著
B6変形判
400ページ
定価:1,995円(税込)(本体:1,900円)
ISBN:978-4-89797-813-0
「時間使いの達人になる」をキャッチフレーズに,いつでもどこでも学習できるコンパクトな要点整理本です。情報セキュリティスペシャリストは,新試験なので新たな視点からの出題が予想されます。午前II対策を主とし、午後I・IIの基礎が学習できます。