いけりり★Blogの月別の過去ログ

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カテゴリー: infrastructure
投稿者: ikeriri

20070310483 今回、工事担任者の記事を書くこともあって、手持ちの圧着工具をリニューアルしました。今まで自分の使っていた圧着工具は、ノーブランドの数千円くらいのCat5用の安物です。今回はついにパンドイットのRJ-45専用の圧着工具「PANDUIT MPT-5-8」をついに買いました!!嬉しい。昔はパンドイットというと、高級ブランドで買えませんでした。ああ、個人用に入手できるなんて、大人の幸せというところです。





20070310480 PANDUITのMPT5-8はRJ-45コネクタ専用の圧着工具で、通常の安物圧着工具の握る方向でそのまま力をかけてかしめるタイプと異なり、ピニオン部分が動いて、工具の握り手から見て上方向に圧着するタイプの工具です。超高級とまではいかないのですが、この方式は精度が高く、Cat5はもちろんCat6にも正式対応しています。Cat6の工具にしては、比較的安価で、俺コンで\15,200でした。やはり工具はよいものを使わなくてはと思うことしきりです。

20070310485 20070310482
もう嬉しくて、ついでに愛三電機でチップ100個を大人買いして、かしめ中です。今までラチェットがつっかかる圧着工具を使っていたので、PANDUITの使い心地は素晴らしくいいです。全国の工事業者の方からすると、何をいまさらいっているんだと思われそうですが、安物工具でずっと作業していた私にとっては、ラチェットが気にならずに安定していて、もうパパどんどんかしめちゃうゾという感じです。

カテゴリー: infrastructure
投稿者: ikeriri

20070310486 さて、工具を買うついでに、エレコムのリモート対応液晶LANケーブルテスタの「ELECOM LD-RCTEST4」も入手しました。こちらも俺コンにて、\16,800くらいです。こちらはいわゆる安物の部類で、RJ-45専用のLANケーブルテスタです。LANケーブルテスタは100万円を超えるプロトコルアナライザを備えたものから、1万円以下の8ピンそれぞれの通電の確認のみができるLEDを使ったアナログなものまで、様々な種類があります。

テスターはお客さんによいもの(FlukeのOneTouchシリーズ)を買ってもらって、仕事ではそちらを使うのですが、やはり自分で持っているのは安物でいいかなと思って入手しました。
ELECOM LD-RCTEST4のよいところは液晶表示で、結線状況、PASSの文字、リモート側をハブに直接差し込んでリンク速度の確認(Full/Halfとか、長さとか、品質は分からないのはご愛嬌)ができたりします。面白いなあと思ったのはカウンター機能で、LANケーブルのテストの成功、失敗数量がすぐに分かります。うわあ恥ずかしい機能だ。すぐにリセットしておかなくては。。。こちらはセミナーとかで使おうと思います。

カテゴリー: consulting
投稿者: ikeriri

ITILが経営者の方の決まり文句になってしまって久しいのですが、EXIN実施のITILファンデーション試験(EX0-100J)を受験してきました。試験は40問題、60分、65%以上で合格の試験です。試験の難易度としてはやさしい部類になるかと思います。あっという間に終わって、心配でしたが、パスできました。連続なので、ちょっとバテ気味ながらレポートします。

ITILはInformation Technology Infrastructure Libraryとよばれるもので、英国政府がまとめたIT投資の成功事例集です。しばしば企業の情報システムのベストプラクティスをまとめたものとして、この事例をITシステムのガイドラインとして用いるケースが増えています。日本での標準化を行う団体はitSMF Japanというところです。
→itSMF Japan(http://www.itsmf-japan.org/)

ITILファンデーション試験はEXIN(Examination institute for Information Science) http://www.exin-exams.comによって実施されており、現在ファンデーション試験(EX0-100J)が日本語で実施されています。

最近はISMSについで英国由来の標準として、経営者や偉い方にやたらと「ISMSはどうかね。」と聞かれている人は私を含めてシステム管理やコンサルテーションをされる方には少なくないと思います。
実際のところ、ITILは、書籍からなる企業情報システムの一般的なガイドラインでしかないのですが、ITILという言葉だけ一人立ちして、なんだかすごい標準で、導入すれば企業システムが超生産的に、とか思われがちなところも多くあります。

実際、本音をいえば、情報システムの運用や管理にはノウハウや経験によるところがきわめて多分にあり、簡単に標準化や定量化はできるものではないと思います。だからこそきちんと動いているのか、生産的であるのかといった評価が難しいし、だからこそITILな方々の言い分や分析の理由があるのかと思います。
でも、多少感情的になりますが、現場からすれば、きわめて特殊な事情や条件の中に適応し、苦労や努力を重ねて回っているシステムに、いきなりイギリス由来の標準ガイドラインをもちこんで、おいそれと簡単に定量化してみたり、ITILのおかげで、システムが素晴らしくなったみたいに勘違いされるのは納得いかない方も(私を含めて)多いと思います。

が、試験です。割り切っていきましょう。幸いにもITIL試験はやさしいので、そういう実務でがんばっている方こそ、ITILを理解して、試験を受験して、認定を取得しておけば、経営者や役員に対してきちんと返事できると思います。以下、対策は実務者とその他の方別にコメントします。

(情報システムや運用管理をされている方向け対策)
ITILを読んでみると、普段の運用や管理でごく当たり前のことを言っているにすぎないことに気がつきます。しかしながら、対策は必要です。それは、ITILでの用語の定義と言い方があるためです。「顧客」や「ユーザー」といった用語の定義や、管理についての「○○管理」という言い方がこれに該当します。
一般的な定義や自社で使っている意味とITILでの定義や意味が異なる場合があるので、気をつけてください。対策としてはITIL書籍での表現と定義を確認しておくとよいと思います。
しかし、この試験では原文をみられないため、言葉に納得いかない場合はそのまま英語試験を受験するというのもひとつかもしれません。あとは問題集でなんとかなります。がんばってくださいませ!!応援します。

(情報システムや運用管理の実務をされていない方向け対策)
ちょっとネガティブなコメントもしましたが、ITILはよく分からない、IS(Information System/Information Service)のお仕事を標準化してまとめた格好のテキストになってます。しかも業種や特殊事情等も関係ないため、これから情報システムや情報サービスの仕事をされる方にとってはとても良い題材だと思います。また、他の業務の方から客観的にISの仕事の概要をつかむには良いと思います。
また、よく分からないISだからこそ、物差しが必要なのも事実で、SLAをはじめとして、コンサル的な立ち位置からも多くのヒントにあふれています。まずはITILを通読後、問題集等にとりかかればOKです。がんばってくださいませ!!

(経営者や役員、偉い人へ)
情報システム部員や常駐スタッフがITIL試験を取得しているからといって、自社にITILが導入できているという訳ではありません。また、ITILは魔法の道具でもないし、導入すれば企業の情報システムを標準化して、画一的・客観的に定量化したり、評価できる訳ではないと思います。企業情報システムはもっと経営的な部分や将来の戦略的な部分を多分に含んでいるし、他の物差しも必要です。

カテゴリー: consulting
投稿者: ikeriri

少しだけ花粉が楽になった今日はお茶の水でベンダ試験連続受験です。仕事柄たくさんベンダ試験は受験するのですが、精神力の消費が激しいです。今回受験したのはOMG(Object Management Group)実施のUML2.0 fundamental試験。UML2.0に関連して、UMLダイアグラムの基本的や用法や定義などを問うOCUPのエントリー試験です。幸いにも、合格ラインが低いこともあり、なんとかパスしてきました。以下簡単な感想を。

2007-3-6
OMG-Certified UML Professional Fundamental Exam
UM0-100J Japanese
→UTI:UML教育研究所(http://www.umlcert.org/)

試験はUMLの基本的な図の用法や定義が主体なので、普段からお仕事でUMLで設計されている方は特段の準備をしなくても大丈夫かもしれません。ただし、ローカルルールの書き方ではなく、標準ルールで出題はされるので、さらっとでよいので、UML2.0の仕様書などをチェックしたり、UML初めての方や仕事で使わない方は比較的この試験の合格ラインが低いことが幸いして、(私も含めて)詰め込みでなんとかなります。各種問題集を1日こなしていればなんとかなるかも。UML自体は設計や実装はもちろん、ビジネスプロセスとかを語ったりするときにも広く語られるようになってきているので、IT関係以外の人でも知っておく価値がでてくるのかもしれません。

UML1.0世代からそんなに進歩していなかった私は条件式ができたりコンポーネント構成図とか増えてたりと、若干戸惑いましたが、UML2.0って、すごく実装を意識している感じがしました。MDA、いわゆるモデルドリブン開発がきちんと実装までつなげられるように、UMLの定義として、最終的な自動コード化まで結びつけられるような工夫がされている感じがしました。


以下、私が個人的に感じた重要な対策ポイントとしては以下になります
○UML2.0の変更点をおさえておくとよいと思います。
  図の追加や条件式、真偽など、UML2.0で変わったところは確認しておくとよいと思います。
○重要ダイアグラムは記法はもとろん、しっかり定義までおさえておくとよいと思います。
   非常に重要だと感じたのは
   ●クラス図
   ●ユースケース図
   ●アクティビティ図
   ●コンポーネント図
   あたりでしょうか。最低これだけは詳細まで確認しておくとかなりよいと思いました。
○ダイアグラムは書かなくてよいので、読み取れるようにしておきましょう。
  やはりUML2.0の基礎の試験であること、そして、試験がCBT(Computer-Based Test)で実施されていることも影響しているのですが、実際に仕様を与えられてダイアグラムを書いてください。というような出題はありません。そのため、洗練したモデル化ができるかどうかとか、モデリングのセンスとかは一切関係ないです。ご安心を。
   一方で、他人の書いたダイアグラムをきちんと読み取って、選択肢から最適な答えをひとつ、ないしは複数選ぶということが求められます。しかもダイアグラムのエレメント名が実際のシステムと異なり、感情移入しにくく、とても勘違いしやすいので気をつけてください。そのため、きちんとUMLの定義と記法をおさえておいて、そのルールに基づいて図を読み取らなければなりません。
○問題文はとにかくしっかり読んで、主語、術語をはっきりしておくとよいと思います。
   選択肢の日本語は米国の試験のローカライズのため、例によって、非常に迷いやすい日本語の文章で、通読しただけでは??となってしまうことも多いです。そこで、問題文はしっかり読んで、主語、術語をはっきりさせるとよいと思います。あやしいなあと思ったら、「English」ボタンをクリックして、問題文、選択肢ともに、英文を確認すると理想です。

以上これから受験される方、がんばってくださいませ!!

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