いけりり★Blogの月別の過去ログ

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カテゴリー: akibadiary
投稿者: ikeriri

IMG00673いけりり@和歌山です。容量16GBの超絶USBメモリこと、バッファローが販売している16GBのUSBメモリを紹介します。わずか実売価格15000円程度と、HDD並です。\12,800で128MBのUSBを購入した私からすると、ここまで安くなったのかと驚きます。同製品バッファロー SHD-U16GはUSB2.0に対応した製品でMassStrageClassのデバイスですが、OSからはHDDとして認識されます。そのため、もちろんサポート外になりますが、目指すはUSBブートです。プライマリパーティションとしてアクティブ化すれば、BIOSがUSBブートに対応していれば、起動できるのでは!!

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投稿者: ikeriri

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(ちょっと興奮気味なのでスタバ斉藤風) もう最強に強まったLetsNote R4 SSD化の感想をレポートしたい。今まで、モバイル上等にとっては、電池の持ちが非常に重要、かつ、タッチタイピング可能な14mm以上のキーピッチを確保できるPCはThinkPadであった。しかし真のThinkPad亡き今、電池で勝負できるノートPCはLetsNoteしかないであろう。かつて、ソリッドステートというのは憧れでしかなかった。回転物がなく、軽量で低消費電力、高い電池寿命なシリコンディスク。しかし、現実はシーク速度や回転待ち時間のメリットを上回る、フラッシュメモリのアクセス速度の問題や書き込み限界、そして何よりも恐ろしく高価なバイト単価などのため、その恩恵を受けることはできなかった。事実、過去にモバイルギアをR560でフラッシュ FreeBSD化した際も、あんまり速くないなあというのが印象だった。

そんな中、第二世代、いや第三世代のシリコンディスクが登場してきた。サムソンの MCAQE32G5APP がそれだ。16GBのSSDが、なんと6万円弱で秋葉原で販売されている。従来なら60万円、いや、少なくとも10万円はした製品と思われる。さて、シリコンディスクのシーク速度は神の領域なのは当然として、気になるのはアクセス速度である。このサムソンの製品のスペックシートを見てほしい。 http://www.samsung.com/global/business/semiconductor/ R/Wが現在主流の2.5HDDと同等か少し速いという神性能。もちろんシーク時間と回転待ち時間はプライスレス。もはや容量以外では十分にHDDの代替となり得ていると言えよう。VAIOやDynabookの採用をはじめ、いよいよシリコンディスクの時代がやってきたのだ。

MCAQE32G5APPは、AcronicsTrueImageのブートディスクを用いてフォーマットし、プライマリパーティションとしてアクティブ化を行った。NTFSフォーマット後はだいたい15.1GB程度と考えるとよい。この容量はWindowsXPにOfficeなどを入れて、さらにドキュメント類が若干格納できる大きさである。ビジネス用途では十分だと思われる。これでもかなりの大容量といえるが、開発者の場合は、EclipseやTomcat関係を入れるとかなりきつめなので、XPをシェイプアップしたり、データはリムーバルHDDやUSBメモリに格納するなどの工夫をしたいところだ。私は仕事柄HDDの丸ごと暗号化のミドルウエアを導入しているがこちらでの動作も問題なかったことを付け加えておく。

SSDの大きさは2.5インチのサイズでインターフェースは47ピンのATA(俗称IDE)インターフェースを採用しているため、通常のノートPCのハードディスクをそのまま置換できる。(※他にサムソンは1.8インチのものや、薄い2.5インチも出しているので、購入者は品番に注意されたい。) 通常のIBMやDellなどのノートPCなら、そのままHDDトレイを置き換えるだけでソリッドステート化できる。ただし、最新のノートPCの場合にはSATAインターフェースを持つものもあるため、注意したい。また、特殊なハードを導入する場合には稼働電圧にも気をつけたい。特にLetsNoteR4H以前の場合は、ピン折りをしないと、電源5Vが間違いなくマザーボードを破壊する。詳しくは LetsNoteテンプレ http://letsnote.xrea.jp/ のサイトを。

さて、LetsNoteR4での換装の注意点であるが、分解の手順に注意したい。当然保証は受けられなくなるし、起動もサポートされていない。Rシリーズは、特に分解が難しいといわれるWシリーズまではないが、かなりの高密度の基盤が実装されている。そのため、適当にプラスドライバーで開けていくやり方ではハマル可能性がある。以下の R4分解サイトhttp://www.bunkai.jp/note/panasonic/cf-r4.html とても参考になる をチェックしながら、ネジの位置を確認しながら分解することをおすすめしたい。

さて、いよいよ換装後の感想であるが、起動時間は約30秒短縮した。やはりシークタイムや平均待ち時間がほとんど無視できるほど小さいため、特にランダムアクセスを多用するOS起動や重量級アプリケーションに強いと思われる。Excelなどもかなり軽くなった印象を受ける。そして、軽量化であるが、デフォルトのHDDよりも50g以上は軽量化されるため、R4の重量は900g近くとなる。そのため、体感で軽く持ち運べる。また、発熱も減っている。R4シリーズはファンレス構造であるため、湯たんぽやひざウォーマーと揶揄されていたが、右手パームレスト部分の発熱がほとんどなくなったのは驚きである。ウイルススキャンなどの処理でも発熱がなく、また、完全な無音となるのは静音派にとっても魅力である。ただし、あいかわらず、電源部分の左手パームレスト部分の発熱は大きい(統合チップセット周辺)。そして、ソリッドステートなため、仕事柄、PCを誤ってよく落下させる人(自分含)にとってもかなり安心感があると思われる。なお、電源はHDD換装後、約30-1時間延長できている(体感値)こちらも、長時間モバイルをする方にはメリットが大きいといえる。

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