07/12: スマホやタブレットの通信をキャプチャしたい件
いつも大変お世話になっております。いけりり竹下です。
キャリアの方にも聞いてみたのですが、現状の国内の主要キャリアであれば
LTE/5Gの通信を直接手軽にキャプチャする機器は基本的にはありません。
2G(GSM)、3Gやまだセキュリティ意識の低かった時代は中経路が甘い場合もありましたが
たとえ自己調達や自作してキャプチャしても通信内容が暗号化されており、
中経路も含めて現在は現場のフィールドSEなどの方であっても簡単に暗号解除
できるものではありません。
また、Stingray(Stingray phone tracker – Wikipedia)のような機器は
裁判所の許可が必要なうえ暗号の設定を入手して解除するので非常に面倒です。
※もちろん、LTE/5Gのネットワークから通常の有線LAN(SDWAN等)へと中継されれば
そこでこれまで通りキャプチャができます。
少なくとも日本の主要キャリアであれば安心して使って大丈夫です。
それではLTEや5Gのパケットをキャプチャする方法がないかというとそうではありません。
参考:android - Capturing mobile phone traffic on Wireshark - Stack Overflow
1:AndroidのアプリやRoot化によってキャプチャする(Androidならtcpdumpをインストールできます)iPhone不可
tPacketCaptureというアプリやKismetのMichel Kershuさんがツールを作ってます
2:iPhoneのデバッグ機能のRVI(remote virtual interface )を利用してキャプチャ
開発者ツールおよびMacOSが必要で開発者証明書が必要なので、自分のAppleIDのスマホやタブレットのみキャプチャ可
3:WiFiでIEEE802.11フレームをキャプチャ (iPhone/Androidともに可能)
4:VPN設定をしてVPNコントローラー側でキャプチャ(iPhone/Androidともに可能)
5:プロキシサーバを経由するようにして通信をキャプチャ
などでしょうか?このうち、やはり比較的簡単なのは5や4
完全にパケットをとれそうなのが2です。Androidであればアプリを用意すれば
パケットをとることが簡単にできそうですが、iOSの場合は今のところは
難しそうです。以下ご参考くださいませ。
Geraldさんのキーノートから
→SharkFest™ EUROPE (wireshark.org)
06/03: Wireshark3.4.6がリリースされました。
https://www.wireshark.org/download.html
05/18: 8x8のWiFi6 にSFP+なAP
いけりり@無線のキャプチャの実験をいろいろとしているつながりで
8x8のWiFi6APを導入したみました。asusのRT-AX89Xです。
8x8だと丸型のデザインになるのですね。SFP+モジュールに
10/2.5GBASE-TのインタフェースにマルチコアCPUと盛りだくさん
いろいろとテストしていきたいと思います
04/22: Wireshark3.4.5がリリースされました
Wireshark3.4.5がリリースされました。主な変更・修正は以下になります。
wnpa-sec-2021-04のMS-WSPダイセクタのメモリ消費問題の修正、tsharkのGeoIP情報出力やパイプ処理の修正、パケットバイト列画面のASCII表示修正などのほか、DNS、Kerberos、LDAP、MS-WSPなどのプロトコルの更新が含まれます。 https://wireshark.org/download.html
04/14: ProfiShark managerとFPGAキャプチャ
いけりり@InteropTokyo 2021です。現地にてProfitap社のFPGAキャプチャ機器、ProfiSharkシリーズのデモンストレーションを行っています。
ProfiShark1G/1G+ではShowNetからの回線をフェイルセーフパススルーで接続します。また電源はUSB3より取得できます。10G/1Gに対応しているProfiShark10G/10G+では回線の種類にあわせてSFP/SFP+モジュールを接続します。たとえば、1GBASE-SXにつないでファイバの全二重2Gbpsのフルキャプチャを行ったり、10GBASE-TのSFP+モジュールを接続してカッパーネットワークの計測を行うこともできます。
キャプチャはFPGAで行うため、コンピュータの性能に関係なくキャプチャを行うことができます。さらにハードウエアでタイムスタンプを付与するので、通常モデルで8nsの時間精度、GPSモデルでは16ns、またPPS端子から時間を入力することも可能です。
取得したパケットは専用のダイセクタを用いて高い時間精度で表示できるほか、PAUSEフレーム、VLANのタグフレーム、FCSフレームをはじめとして、32バイト以上のフレームをエラーや壊れたフレームを含めてすべてキャプチャできます。
ストレージを内臓し、Erastic+Kibana+Grafanaによる見える化を加えたアプライアンス型のIOTAシリーズも用意しておりますので、ぜひご検討くださいませ。
いけりり@Interop Tokyo 2021です。CommView for WiFiを用いてIEEE802.11ax環境のパケキャプを行っております。暗号化がWPA2-PSKまででしたら平文化もただしく確認できました。
HEフォーマットのIEEE802.11axフレームのパケットは次のように表示されます。
残念ながらRadiotapではただの11aのOFDMとWiresharkでは表示されますが、
CommView上ではきちんと解析できます!
0x0000 88 42 30 00 8E F8 3C B8-59 51 00 31 92 8B DC E6 ˆB0.Žø<¸YQ.1’‹Üæ
0x0010 00 31 92 8B DC E8 B0 8C-00 00 F7 08 00 20 00 00 .1’‹Üè°Œ..÷.. ..
0x0020 00 00 BE 57 FD 45 C3 FA-35 1B DF 1B 8A AB BA 2A ..¾WýEÃú5.ß.Š«º*
0x0030 1A 3B E6 2F 2A 18 0B DF-6B F4 3D 2F 78 7F 19 D0 .;æ/*..ßkô=/x.Ð
0x0040 F2 06 5C 67 C4 12 3C 1B-72 8C 57 BF C0 A9 ò.\gÄ.<.rŒW¿À©
TamoSoft CommView for WiFi IEEE802.11ax WiFi6対応 無線LANパケットキャプチャツール (ikeriri.ne.jp)
幕張メッセのShowNet(2021shownet-ax)ではWiFi6およびWPA3での接続を行うことができます。いけりりネットワークサービス株式会社のCommView For WiFiは、Intel AX200などの内臓M.2カードとあわせて用いることで802.11axのパケキャプや解析を行えます
IEEE802.11axのAP表示と認識 が行えます。CommView For Wifiはこちらへ
→ https://www.ikeriri.ne.jp/develop/tamosoft/commviewforwifi.html
Interop Tokyo Best Of Show Award受賞(モニタリング部門)のパケキャプアプライアンスIOTAに新型が登場しました!
これまでのFPGAパケキャプ+SSDストレージ+Elastic+Kibana+Grafanaのビックデータ解析および見える化およびカスタマイズ可能なダッシュボードが持ち運びしやすい1台にまとまっています
さらに IOTA1G+ IOTA10G+では内臓GPSでGPSタイムスタンプおよびPPSによる時刻同期に対応しました。最小16ナノ秒レベルでの正確な時刻印のついたパケットキャプチャを行うことができます!そしてストレージはIOTA1GプラスIOTA10Gプラスモデルでは2TBに対応した暗号化ストレージとなり、ユーザ自身で交換が可能です。
インターロップ東京2021いけりりブースにて紹介いたします。
→Profitap社 IOTA 1G+ - IOTA 10G+ 1-10GbpsFPGA パケットキャプチャ 保存 分析アプライアンス
いけりり@先日のSynologyNASですが、DS620slimがすごい便利で
単なるクラウドストレージの回収・同期・スナップショット用途だけでなくて
結構いろんなパッケージが入っていて楽しいです。
裏のふたを空けてメモリ増設もできます。よくデフォ2GBで動くなぁと感心したり
公証スペック上は4GB追加だけですが、海外サイトをみると16GB(8GBx2)
の動作報告もあったり。
いちおうオフィシャルメモリ使ってますが、MicronとかのDDR3のSODIMMでも
全然動いてくれるみたいです。使わないけれどもApacheにJavaに
各種ウェブアプリにメディアサーバーにとパッケージは多彩です。
単純なストレージ用途以外でなぜ増設するかというと、
SynologyのNASにはQMENUベースの仮想化インフラが入っていて
クローン、スナップショット(Proでなくても32個まで)とまあ使えます。
当然Celeron J32xxクラスなので、32ビットですが、QMENUなので
64ビットのWindows10やLinux関係がもっさりながらも動作します。
これはちょっとした作業で何かしたいときやテストですごく便利。
しかもWebコンソールはそれなりですがRDPでつなぐとかなりキビキビで
よくこれで動くなぁという感じでした。ストレージは2TBのSATA SSDの
安価なものを組み合わせてRAID5にすれば実質2x6で12TB(利用10TB)で
中規模の会社ならこれだけで十分かもしれません。